初恋クレイジー3

後ろからジャンの身体を強く抱き締めた。
ジャンは驚き俺の名前を呼んだと同時に顔だけを振り向かせた。
その、驚きに見開いた目に釘付けになる。
昂ぶる感情を抑える事なんてもう出来そうにない。抱き締めた腕に力を込めると、そのまま相手をベッドへと押し倒す。
ジャンは更に目を零れんばかりに見開き俺を見上げる。突然の事でどうしたらいいか判断がついていない相手を尻目に、俺の手は濡れて素肌に張り付いているシャツへと伸びる。シャツを掴み、力任せに左右へと引っ張るとボタンが飛び床へ転がる。目の前には、肌を露にしたジャンがベッドへと横たわっていた。

「何すんだよ!」

シャツを破かれ、はっとしたようにジャンが声を荒げた。
そんな事ですら、今の俺には逆効果だった。

「うるせぇ、大人しくしてろ」
「な・・・んっ」

ジャンの手を頭上で押さえつけ、言葉を奪うように強引に口付けた。
深く口付け舌を絡め取る、吸い上げたりまた何度も絡ませている内に、頭上に押さえつけたジャンの腕から力が抜け始める。
ジャンの口端からは、どちらのものともつかない唾液が零れていった。
ようやく唇を離せば、相手は頬を紅潮させて荒く呼吸を繰り返していた。
そんな姿に更に興奮してしまっている自分がいる事に気付く。もうどうしたって止められない、自分でもどうしていいか解らなかった。
破いたシャツから露になった胸に顔を下ろして行く、そして胸の突起へと唇を近付け舌で軽く舐め上げる。
途端、ジャンの身体がビクリと震えた。
キスで放心状態だったが、敏感な部分に触れられてはっとなり。俺を見遣り顔を真っ赤にする。

「何を・・・」

何をと言われても、俺だって返答に困る。
どうして、こんな事をしてしまっているのかなんて俺が一番解らないのだから。
声が聞こえなかったフリをして、今度は胸の突起を口内へと含む。舌で舐めたり軽く吸い上げるとジャンは身体を反らせて逃げようとする。
だが、俺が押さえつけている為にそれも叶わなかった。

「やっ、嫌だ・・・!!」

必死に抵抗をしているようだが、胸を舐め上げる度に身体が震え、力が入らなくなっているようだった。
両目をぎゅっと閉じ、快感と恐怖に怯えているようだった。
そうして耐える姿を見ると益々苛めたくなってしまう。
胸の突起を歯で軽く噛めば、腰が跳ねた。俺は片手でジャンの腕を拘束したままに、もう片方の手をするすると下ろしていき相手の下半身へと辿り着く。
そのまま、下肢の一番敏感な部分をズボンの上から撫で上げるとジャンは今度は反対に目を大きく開きこちらを見遣った。

「な・・・!?」
「気持ち良くしてやるから暴れるなよ」

そう、言ったと同時だった。
俺のみぞおちに衝撃が走った。痛みの走る部分を見下ろせば、そこには深くジャンの膝がめり込んでいた。
油断していた。俺は痛みに前のめりになり、拘束していた相手の手を離してしまった。
ジャンは自由になると慌てて俺の下から抜け出しベッドから飛び降りようとした。
が、俺の反応の方が早かったようだ。
手を伸ばし、ジャンの足首を掴むとそのまま力任せに自分の方へと引き寄せる。

「うわっ!?」

慌ててシーツにしがみ付くジャンの手をまた片手で拘束し、空いた方の手で床に落ちているベルトを拾い上げるとそのままジャンの両手を乱暴に縛り上げた。

「嫌だ!離せよ!」
「っげほ・・・。てめ・・・いきなり何しやがる!」
「それはこっちの台詞だ!離せってば!!」
「いいや駄目だ」

やっとダメージが引いてきた。
今度は動けないジャンのズボンへと手を掛ける、するとまた脚で蹴り上げようとする。
またあんな攻撃を喰らうと、鍛えているといっても流石の俺も辛い。攻撃を避けるとジャンの脚を割り開きその間へと身体を割り込ませた。
これで蹴る事は出来ないだろう。

「大人しくしろって言ってるだろうが」
「嫌に決まってるだろうが!!」

それにしてもぎゃーぎゃー煩い。
俺は手を伸ばし、相手の口元を鷲掴み塞いだ。
そしてズボンの前のボタンを外して寛げると、下着の中へと手を差し込んで相手の自身をやんわりと握り締める。
途端にジャンの身体が強張る。

「んーっ!!」

ジャンは口を塞がれたまま頭を左右に振り、声を絞り出す。
そんな相手に構わず、俺はそのまま自身をゆるゆると扱き始めた。
ジャンはまた強く目を閉じて、快感を必死に耐えようとしていた。

「ほら、気持ち良いんだろ?」
「うぅ・・・」

声を掛ければ顔を真っ赤にして首をまた左右に強く振るが、身体は正直なものだった。
自身はみるみるうちに膨張し、先端からは先走りが零れ始める。

「こんなとこに居れば女も居ないし、溜まる一方だろ?」
「・・・んぅ・・・んっ」

段々と手の速度を速めればジャンの身体の反応も強くなっていく。
俺はその光景にぞくぞくしながらどんどんとジャンを追い詰めていく。

「んんっ!ん、んー・・・っ!」

口を塞がれたまま篭った声を上げ、ジャンは腰を高く上げて背を反らせた。
それと同時に自身は脈打ち、ドクリと俺の手の中に温かい感触が広がる。

「うぅ・・・」

絶頂を迎えて熱を放ち、ジャンの身体から力が抜けていく。
俺は手の中の白濁を眺め、そしてジャンの顔を見た。
ジャンは、恥ずかしさか俺にイかされた情けなさか。紅潮した顔にぼろぼろと涙を零していた。

そういう顔をされると、俺はそそられるばかりなんだが。

「気持ち良かったか?」
「・・・・っ!」

声を掛ければ逃げるように顔を横に背けられた。涙は次々とジャンの頬を伝って零れていく。
ヤバイな、俺も限界かも。

「お前ばっかりじゃズルイよな、今度は俺も気持ち良くしてくれねーと」

俺は言うと、ジャンの口から手を離す。
言われた言葉が解らないジャンは、泣き顔で俺を見上げて不安そうな声を上げた。

「何・・・やだ、俺もうやだ・・・!」
「お前初めてだろうし、なるべく痛くしないようにはするけどよ」

言いながら、ジャンのズボンと下着を剥ぎ取ると下肢が露になりジャンは慌てて脚を閉じようとする。
しかしそんな事許す筈もない。それを制し、抉じ開けると、白濁が付いた指先を相手の蕾へと宛がった。
ジャンは反射的に縛られた両手で顔を隠し、身体を強張らせる。

「力抜けよ?」

蕾のまわりとくるりと撫でて、そのままゆっくりと指を埋め込んでいく。

「や、あっ・・・」

白濁のぬめりに助けられながら、指先を慎重に根元まで埋め込む。
そしてゆっくりと抜き差しを始めると、ジャンは腰を引いて逃げようとする。俺は空いた手で腰を掴み何度も指を出し入れを繰り返す。

「やだ・・・気持ち悪い・・・っ」
「我慢しろ・・・っつても無理だろうな」

幾度かそれを繰り返し、蕾が解れてきたのを見計らいもう一本指を追加した。
途端、ジャンの腰がまた逃げようと引かれる。

「いっ・・・た・・・」
「これ位で痛いとか言ってらんねーぞ」

相手の言葉や行動が俺のS心をくすぐる。
最も、ジャンはそんな事も解らないし、考えている余裕もないのだろうが。
指を二本差し込むと、また出し入れを繰り返す。そして二本目がスムーズに出し入れされるようになった頃に、指を引き抜いた。
今度は俺のズボンを寛げ、自身を相手の秘部へと宛がう。

「や、やだっ!頼むからやめてくれっ」
「悪いが、俺にも止められそうにねーんだ」

ジャンは不安に身体を震わせ、やめてくれと懇願する声も震え、掠れてていた。
でももう無理だ。

「力抜け」
「や・・・・!」

俺は自身を宛がったまま、強引に相手の中へと侵入していった。

「いっ!ああっ!!」
「くっ、狭いなやっぱり・・・」

無理矢理、相手の中へと自身を根元まで埋め込んだ。
狭さに眉を寄せ、全て納めてからジャンを見下ろすと。両手で顔を隠したまま痛みにガタガタと震えている。
目尻からは痛みとも恐怖ともつかない涙が次々に零れ落ちている。
流石の俺にも少々罪悪感が過ぎるが、それでもここまで来てしまったらもう後に引く事も出来なかった。

「動くぞ」
「あっ、嫌だ・・・いたい・・・っ!」

俺はゆっくりと腰を引き、また押し進める動作を繰り返す。ジャンの身体は抜き差しをする度に強張り、苦しげに喘ぎともつかない声を漏らす。
その声や泣き顔、艶かしい姿に煽られるかのように。俺の動きは次第に激しくなっていく。

「やだっ!も、やだっ・・・う、ああっ!」

ジャンの苦しげな喘ぎ声を聞く度に、俺の興奮は高まっていく一方だった。
俺は何度も強く腰を打ち付け、絶頂が近付きジャンの身体を掻き抱いた。

「・・・ジャンっ!」
「・・・・・・・あっ!!」

きつくジャンを抱き締めて俺は相手の中で果てた。
そして、俺が欲望を放ったと同時にジャンは気を失ってしまったのだった。





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本当にすいませんー!!!!(ジャンピング土下座)
もう何て言い訳したらいいんだろう、ああああああ!!
そしてまた続くのをお許し下さい・・・。いつ終わるのこれ・・・。